僕がコーヒーを飲み始めたのはたぶん高校生の頃。
それ以来、15年近く、ほぼ毎日毎日、朝昼夜何も気を遣わずコーヒーを飲み続けてきた。
20万ぐらいする珈琲メーカーを買ったり、5万円くらいする電動ミルを買ったり、コーヒー豆を大量買いし続けたり…と、そこそこの珈琲好きを自負していた。
そんな僕がですよ、カフェイン摂取を止めました。
カフェイン断ちの理由
なぜカフェイン断ちをすることにしたのか。
それはここ数年(特に直近3年)続いていた早朝覚醒が「ひょっとしてカフェインのせい?」と思い至ったから。
僕は基本的に早起きで、高校生の頃から6時前には起きる生活を続けていた。社会人になってからも基本的には6時前には起きている。
目覚ましを5時40分くらいにセットしているけど、目覚ましなしで起きられる。
そんな生活を15年近く続けていたから僕にとってこれが「あたりまえ」になっていた。
しかし!ふと、思ったのだ。
コグレ
と。
いやいやいや!!!ぽまえはバカか・・・
と思われたことでしょう。
「カフェインなんて眠れなくなる筆頭関連ワードだろよ」と。
・・・仰るとおりなのだけど、僕にとって珈琲は15年も飲み続けてきたもので、水みたいなものだったから、まさかこれが悪さをしているなんて思い浮かばなかったのですよ。
ま、そんなこんなで、大分気が付くまでに時間がかかったけど、睡眠の質を向上させるためにカフェインを断とうと思い、コーヒーを止めたのです。
教科書通りの離脱症状に襲われる
さて、ともかくコーヒーを飲むのを止めた。
ネットで調べると、徐々に減らしていくのが良いと書かれている。
でも僕はこういうことに関しては基本的に楽観的な人間なので、「大丈夫っしょ」といきなりカフェインを0にした。
家では白湯にポッカレモンを入れたスペシャ~ルドリンク。(ちなみにこれはマジにけっこうオススメである)
職場ではお爺ちゃんのように温かいハトムギ茶を飲んだ。
その結果、こうなった↓
カフェイン断ち1日目。
離脱症状とはどんなもんかと構えていたが、教科書通りに頭痛に襲われた。夕方には歩く振動で痛みを感じる。
仕事ができないほどではないが、それなりに鬱陶しい。
コーヒーをがぶがふ10年以上飲み続けてきたからなあ。— コグレトーキョー (@koguretokyo) September 28, 2020
(10年じゃなくて冷静に数えると15年なんだよ、君…)
書いてあるとおり仕事が出来ないほどではないけど、気になる。ズンズンと頭の血管が疼いている感じで、気怠い。
続く2日目↓
カフェイン断ち2日目。
朝からやや頭痛、頭の重さはあったが昨日よりはマシに。
日中の眠気も特段なし。— コグレトーキョー (@koguretokyo) September 29, 2020
2日目は、早くも痛みは下り坂。ちょろいちょろい。副作用として書かれていた吐き気や眠気は特になし。
そして3日目には頭痛が消えカフェイン離脱症状に打ち克ちました。
コグレ
カフェイン断ちの睡眠の質向上の効果は?
こんな感じで、「本当に頭痛が生じるんだ…」という驚きを抱きつつ、「15年ものの離脱症状にしては物足りねえなあ…」というイキっていましたよ。
で、肝心の睡眠の質向上への効果はどうだったかというと…
カフェイン断ちの離脱症状(頭痛)は3日目からほとんどなくなった。
現在7日目だけど、カフェイン断ちして以降、毎日快眠なのは嬉しい喜び。
と同時に、こんな簡単なことで長い間、安眠を手放していたことを惜しんでいる…— コグレトーキョー (@koguretokyo) October 3, 2020
はい、こうかはばつぐんでした。
早朝覚醒が一番の悩みだったけど、入眠も早くなった。長く眠れるようになった。お爺ちゃんじゃなくなった!
カフェインレス飲料ジプシーへの旅立ち
このようにして歴史的大勝利を収めた僕ですが、次なる冒険がまたすぐ始まりました。
好みのカフェインレス飲料を探す旅です。
今まで気にもしていなかったけど、緑茶も紅茶もカフェインがガッツリ入っている。
何より、分かっちゃいるけど長年愛飲してきた珈琲が飲めないなんて・・・
そんなことを思いながら日々、「カフェインレス」、「カフェインフリー」、「ノンカフェイン」、「デカフェ」と調べる日々・・・
・・・色々調べて、色々飲んだ。
温かい飲み物が大好きだが、何でも良いわけではない。
そして、概ね自分の中でレギュラーが確定した。
コーヒーの代わりになるノンカフェイン飲料
どういう基準で選んだかと言うと、
- 美味しい。
- (当たり前だけど)ノンカフェインまたはカフェインレス。
- 安い。気にせずガブガブ飲める。
- 健康にも良い。
である。この4点を全て高水準で満たしている物が3つあった。
①ルイボスティー
ごめんなさい。本当につまらなくてごめんなさい。
でも、やっぱりルイボスティー最強なンだわ。
検索予測で「ルイボスティー やばい」が出てくるくらいヤバイ。
癖が全くない。そして普通に美味しい。更にめちゃくちゃ安い。そんでアフリカで「不老長寿の飲み物」とか言われているくらい健康効果がある(らしい)。
これはヤヴァイということで、ポチ―して、ウマーしてます。(楽天で買った100袋で1,000円の美味しいルイボスティー↓)
三角バッグがくるくる回って良く出てくれます。
今回買ったogalandなるお店に限らず、なぜかルイボスティーは100袋で1,000円という破格のお店が大量にあって素晴らしい。Amazonにもある。
手に入りやすいというのも高得点なのだよ。
あ、あとホットだけじゃなくアイスでも美味しいのも良いね。
②ハーブティー(特にCELESTIALS)
まさか自分が「おハーブティー」なんて飲むなんてね。
しかも「カモミールティー」や「シナモン」を気に入ってしまうなんてね。
ハーブティーって、何だか高貴な飲み物という印象があったのだけど、意外と安い。
定番の「Yogi Tea」か「Celestial Seasonings」が良さそうだけど、コスパは後者に軍配あり。どっちもiHerbで買うのが安い。
「Celestial Seasonings」も色々味があるけど、カモミールベースの熊さんパッケージのやつがめちゃ眠れそう(絵的に)で好き。
味もほのかに甘味を感じて(もちろん砂糖不使用)、美味しい。寝る前に飲んでいる。
お湯を注ぐとカモミールの良い薫りが…(↓)
「Celestial Seasonings」が1つあたり15円ちょいで買えるのに対して、「Yogi Tea」は倍近くしてしまうけど、味は僅差で「Celestial Seasonings」の方が好きなのである。
「Yogi Tea」(↓)もオシャではあるけどね、必要ないね。

③デカフェコーヒー
やっぱり君を忘れられない。
ということで、カフェインを抜かれて戻ってきたコーヒー。
はじめはUCCのドリップタイプのカフェインレス(カフェイン97%除去らしい)を買ったのだけど、凄く・・・微妙でした。
しかも国内ではカフェインレスとは言っても、90%以上の除去であれば「カフェインレス」を名乗れるらしく、商品によっては調べてもどの程度レスなのか不明。そのうえ高いということで、海外へ。
ということで、iHerbで検索ポチ―。
国内の基準よりも欧米は厳しく、「デカフェ」を名乗れるのは「99%以上除去されているもの」、ということでノンカフェインマンでも安心して飲めるということらしいのだ。
iHerbで買える選択肢は大きく分けて2つ。
1つは「マウントハーゲン」。もう1つは「Nescafe」。
Nescafeの中でも、デカフェラインナップとして「Clasico」と「Tasters choice」がある。
3つとも美味しい。本当に残念ながら、UCCのドリップより美味しい。
「マウントハーゲン」はインスタント最強のGold Brendと全く遜色ない。
AmazonでもiHerbとそれほど変わらない値段で買える。
ただ、それでも国内の普通のインスタントと比べたら少し高いので、「Clasico」や「Tasters choice」もアリ。
あと、コーヒーとは別物で、穀物コーヒーというジャンルで、コーヒーライクな飲み物(こちらは完全なるノンカフェイン)の「Cafix」という商品もある。超格安である。
【追記】今後リピートしていくコーヒーが「Clasico」に決定しました↓

僕にカフェインは必要ない。珈琲の味が好きだった。
カフェイン断ち生活を続けていて満足度は高い。
デカフェコーヒーに不満はない。そして、デカフェだから夜飲んでも良いのだけど、これを機に別の飲み物も楽しんでいる。
朝はデカフェコーヒー、昼はルイボスティー、夜は「Celestial Seasonings」のカモミールティーやシナモンティーといった具合に。
コーヒーはデカフェという形で継続でき、カフェイン断ちも満足のいくかたちで続いている。
ここまで読んでくださった方は、きっとカフェイン断ちを検討されていることと思う。
あれだけ珈琲を愛していた僕でも楽しくカフェイン断ち出来たから、一度試してみると良いと思うよ。
おわり