どうも、コグレです。
この度、総資産が2,000万円に達しました。(なお、奨学金があるため、純資産は1,800万円弱です。)
投資でガツンと増やすようなことはなく、ただただ、よく働き、節約生活を続けるというパワープレイにより、20代のうちにギリ達成できました。
2,000万円と言えばそこそこ大きな金額です。これをどのように運用するかは、今後の資産形成を大きく左右するはずです。
と言うことで、2,000万円をどのような配分で様々な金融商品に投資すべきか、検討してみました。
大前提:サラリーマンの仕事と両立する投資であること
まず前提として、サラリーマンの活動に支障をきたさない投資に限ります。例えば現物の不動産やデイトレードなどは、手間・時間がかかり、片手間で出来るものではありません。従って、これらは選択肢から除外します。
まずは目標リターンを考える
投資先を選ぶ際に、どれくらいのリスクを許容できるのか、どれくらいのリターンを望むのかによって答えは変わってきます。
僕の場合はまだ20代で、現役バリバリ働いているので、リスク許容度は高いと考えています。リスク/リターンは高めにしたいと思います。
卵は一つのカゴに盛るな
投資の世界の有名な格言に「卵は一つのカゴに盛るな」と言うのがあります。例えば株式投資をする際に1つの銘柄に全資産をつぎ込むのではなく、複数の銘柄に分散させた方が良いとい話。
これは、そもそもどんな投資を行うかというレベルにおいても当てはまっていて、それを考えるのがアセットアロケーションという言葉です。
アセットアロケーションとは、どのように異なる種類の資産に分散投資していくのかを考えるものです。
で、僕の場合はどうなるかと言うと、
- リスクは比較的とれる
- サラリーマンなので、ほったらかしが良い
- 生活防衛費(現金)は100万円あれば良い
という感じで考えています。
コグレ
ソーシャルレンディングはやはり魅力的(1,000万円)
まず、メインとして考えているのはソーシャルレンディングです。
2,000万円のうちの1,000万円はソーシャルレンディングと考えています。
ソーシャルレンディングの魅力はこちらの記事でも書いていますが、何といっても、
- ミドルリスクミドルリターン
- 完全ほったらかしで良く、値動きもない
という点です。このような投資先はあまりありません。とりわけ、2,000万円という規模の金額になってくると、日々の値動きはストレスになりかねません。
2,000万円を全て株式に投資している場合、1%の値動きで20万円増減します。これはけっこ仕事に支障をきたす気がします。
しかし、ソーシャルレンディングは業者選びが何よりも重要です。株式であれば、我々が購入できるのは上場している企業の株になるので、東京証券取引所等が適格性をある程度チェックしてくれています。
ところがソーシャルレンディングについては、まだ未成熟な側面もあることから、業者リスクが高いです。およそ詐欺と言っても過言ではないような会社もありました(みんなのクレジットやラッキーバンクなど)。
しかし、幸いなことに大手資本も参入しています。例えばSBIソーシャルレンディングはSBIグループの100%子会社です。僕自身、これまで20万円ほどの分配金を問題なく得ております。第一候補になります。
他にも業績好調でマザーズに上場しているロードスターキャピタルが運営するOwnersBook、伊藤忠と資本提携しているクラウドクレジット、ソシャレンのリスク/リターンを少し下げた新たなタイプのFundsあたりが投資先として適格だと僕は判断しています。
コグレ
ちなみに1,000万円を上記のとおり投資していくと、年間でおよそ50万~60万円ほどの分配金になると思います。月々にして4万円~5万円です。悪くないですね。
現物株式(特に米国株)には長期投資していきたい(800万円)
同じくミドルリスク・ミドルリターンに区別される株式投資(現物)には投資していきたい。基本的に株価は上昇していくものなので、長期的に見れば右肩上がりになります。
ただし、タイミングによっては天井買いになり、暫くの間、赤い数字を見続けることになる可能性もあります。だから、自分の精神が株価変動に耐えられる程度の金額を投資していきたい。
また現物株の中でも米国株を中心に考えています。理由は大きく2つ。
1.そもそもの投資環境が米国の方が良い
「企業」と「投資家」の関係といったところは、村上ファンドの村上世彰さんが買いた生涯投資家(名著ですよ)が詳しいですが、日本は投資家への利益還元という点ではあまり優秀ではありません。とは言え、だいぶ改善はされてきていますが…。。
その観点で言えば、米国ほど進んでいる国はなく、投資家への還元/投資家保護を企業は重視しています。
米国株が右肩上がりであることには、こうした確かな理由があり、従ってその前提が変わらない中で今後も株価の右肩上がりが他国よりも期待できることを意味しています。
2.アベノミクスの出口戦略が不明瞭
2つ目は異次元の金融緩和政策の出口がどうなるのか、本当によく分からないということ。今のアベノミクスと称される金融緩和(市場にお金を供給しまくる)では、5年半余りに400兆円近くを市場に供給したわけですが、文字通りこれは”異次元”の金融緩和なのであって、「経済実験」とも呼ばれることさえあるのです。
で、怖いのは出口戦略が未だに見えていないこと。敢えて見せていない可能性も高いですが、そうだとしても出口戦略が示されたときに、その内容によっては株価は暴落します。オリンピックという一つの心理的な節目を前にした今、敢えて日本株に投資するのはリスキーだと評価しています。
コグレ
ほったらかしのシストレFX(トラリピ/ループイフダン)にも少し(100万円)
最後にハイリスク/ハイリターンな選択肢として、シストレFXもアリかなと思っています。
基本的にFXのタイミング投資は多くの人には無理で、一部の天才しか勝てないものだと思っています。なぜなら、精神的に振り回されて要らないことをして勝手に負けていくからです。
しかし、為替の事象としては上がる/下がるのどちらかであって、スプレッドを無視すれば勝てる確率は1/2です。
つまり何が言いたいかと言うと、ゼロサムゲームにおいてほとんどの投資家が負けているということは、精神的な弱さを受けずに機械的に行えれば確率は5割を超えてくるハズであるということです。
事実、システムトレードで良い成績を上げているものは結構あります。その中でも手数料や業者リスクを考えて、有名どころのトラリピやループイフダンに100万円をぶち込んでほったらかしていきます。
生活防衛費は100万円でOK
以上、ソーシャルレンディング、米国株、シストレFXに合計1,900万円を投資していきます。だいたい半分くらいの金額は投資できていますが、まだ現金がかなり残っているので、残りも投資に回していきます。
そして現金として持っておくのは100万円あれば十分だと考えています。毎月、貯金は増えていますし、現金を使う予定も特にありませんし、万が一大病でもして治療費がかかる、なんてことになったら、米国株を売ってしまえば良いかと。
トータルで年間利回りを4パーセント達成できれば、勝手に年間約80万円が入ってきます。4%というのは決して無理ではなく、寧ろ控えめな数字だと思います。
投資はある程度の期間で見た方がリターンが安定するものですが、例えば上記のアセットアロケーションについて、5年という比較的短い期間で考えても、高い確率で平均4%のリターンが達成できるのではないかと想定しています。