どうも、コグレです。最近、死にそうな顔して乗っている満員電車の中で、「割と真剣にアリだろ・・・」と思っていることがあります。
それは・・・
リゾートバイト生活でぇす!!
いやあ、まさかこんな心境になる日が来るとはなあ。
一週周って、いい年した大人でもリゾートバイト生活、「アリアリのアリだろ」と思っている訳ですよ。
あれは大学2年生の夏休み
今、僕は三十路目前の20代後半ですが、遡ること約10年。
大学2年生の夏休みにリゾートバイトを経験したことがある。約1ヶ月半くらいだったかな。暇を持て余していた僕は「せっかくだし何か経験したい」というキラキラした理由と、幾ばくかの「金銭的欲求」から衝動的にリゾバの求人を探した。
沖縄も良いなあ、と思いつつ、就労期間の条件に合致するものがあまりなく、しばらくPCとにらめっこで探し続けて決めたのが長野県上高地のホテルの求人だった。
上高地の名所、河童橋の目の前にあるホテルである。
(働いていたホテル)
リゾート地のホテルでのアルバイト内容
まあ、ホテルのアルバイトとは言っても僕の仕事は裏方業務で、皿洗い、売店のレジ打ち&品出し、売店の開店準備といった業務だった。
ホテルでの接客はあまり向いてないと思っていたので、こうした裏方業務の求人を選んだわけだが。
仕事自体はとても簡単で、まあ誰でも出来る内容。
昼の時間は主に売店業務。ここで初めてレジ打ちを経験した。また関西のババア婆さんどもが並んで待ってられない生き物であることも分かった。
コグレ
そして、体力的にきついのは夜の時間帯の皿洗い。2時間くらいの間に絶えず大量の皿が運び込まれてきて、少しの休む間もなく、本気の反復横飛びばりの横移動を繰り返していた。
必死で皿を洗いながら、「みんな、食事をよく残すなあ」・・・と驚いた覚えがある。
(イメージ画像)
↑ガシャガシャッと洗って、上の画像右下にあるグレーのパレットみたいなところにひたすら置いていく。服装は普通に私服のままだったけど。
売店業務と皿洗いを合わせて、だいたい1日8時間~10時間ほどの勤務である。終わるとクタクタになっていた。
仕事終わりのビールが最高☆
仕事が終わるとホテルに併設されている寮に帰る。
ホテルと寮の間には休憩スペースがあって、そこに置かれた自販機にある唯一のアルコールがビール。ちなみに銘柄はアサヒスーパードライである。
「労働とビール」
今でも、僕はビールが大好きであるが、この至福の組み合わせを味わったのはこの時が初めてで、その後の人生でこの時よりも旨いビールを飲めたことはないかもしれない。
カイジの気持ちがよく分かる(別にブラックな仕事ではないぞ)
やっぱり、肉体労働とビールの組み合わせは別格だ。ホワイトカラーじゃダメ。
友達はできたか?同僚の年齢層は?
ところで、リゾートバイトはたいていの求人で結構な人数を同時に募集する。
僕の職場もそれに漏れず、恐らく合計で20人くらいが同時に短期で働いていた。そのうちの何人かとは自然と仲良くなった。
もう随分前の話なので記憶が薄れているが、捻り出してみる。
- 30代後半の元お笑い芸人。全国を自転車で移動しながら、リゾートバイト生活を5年くらい続けている。とても人間的に尊敬できる方で仕事の覚えも早かった。少なからず僕の人生観に影響を与えている人物。
- 中央大学と明治学院大学の4年生コンビ。友人同士で来たらしい。なんか僕のことを可愛がってもらったけど、一番印象に残ってるのは周り大人たちのことを「落ちこぼれ連中」的に話していたこと。それが世間の中年フリーターに対する標準の視線なのかもなあ。
- 「西川口」と呼ばれている40歳くらいのおじさん。もう3年連続で夏にこの職場に来ていると言っていた。
- 40代前半くらいの女性。海外放浪したうえで、つなぎで上高地に来たと言っていたような。ワインをくれて、チョコレートとワインが合うということをこの時初めて知った。
- クッパと呼ばれている20代後半の男性。確かにクッパみたいな風貌だった。前述の元お笑い芸人さんと意気投合して、その後しばらく一緒に各地のリゾバを転々とした模様(ブログを読んで知った)
他にもいっぱい居たはずだけど、思い出せない。
まあ、こうやって書き出してみて改めて思うけど、フツーではない人材が多かったな。
コグレ
年齢的には20代~40代。20代後半から30代前半が一番多かったと思うけど、40代もそれなりにいたかな。男女比は男性が7割くらいだったかな。
ま、このあたりは仕事内容によって変わってくるだろう。
時給(給料)は?貯金できた?
肝心のお金の話ですが、確か時給は850円で、合計35日くらい出勤して30万弱貰えたと記憶している。
1ヶ月半で30万弱なので、けっこう十分な金額。
加えて、生活費がほぼかからないので、稼いだお金ほとんど貯金できました。使ったのは合計で5万円くらいかも(半分はビールとつまみ)。
これだけお金を使わなかったり理由は、後述する寮や食堂のこともあるけど、上高地という場所が標高1,500mの場所にあり、街に出ることが基本的に不可能なのでお金を使う場所がない、ということも大きかった。
まあ、上高地はある意味で究極だと思うけど、他のリゾバも程度の差はあれ同じ感じではないかと思う。
多くの観光地は、そこに長くいるような人にとってはお金を使う場所がない。
交通費は?寮は?食事は?
お金関連で重要なところだけど、交通費と住居費は無料だった。
交通費は、新宿から夜行バスで上高地直行便。新宿から行けたのでとても楽だった。
寮は…無料だけど残念な相部屋。しかも超狭くて2段ベッド。加えて同居人の大阪から来た眼鏡の40代の人間がクソクソクソ野郎だった。そいつの勤務開始が8時くらいなんだけど、5時過ぎに目覚まし爆音で起きて風呂に入り、6時くらいに部屋でドライヤーをかけるという暴人ぷり。
文句言っても直らないので、途中から別の部屋に移してもらった。
住居に関しては1人部屋のバイトもたくさんあるので、事前に確認して1人部屋の職場を選んだほうが無難だと思う。
でもまあ、無料なのでね。。
それから食事については、1食200円ほどで食べられる食堂があったので、だいたい毎日そこで食べていた。
コグレ
勤務後や休みの日の過ごし方
休みは基本的に週に1日だったけど、通勤に時間はかからないし、残業があっても1, 2時間程度なので、仕事の後にも十分に遊ぶ時間はあった。
で、その時間を何して過ごしていたかというと、ほぼ毎日、談話室みたいなところで酒を飲みながら雑談していた。
もちろん部屋に篭っている人もいたし、外に散歩に行っているような人もいた。所詮、短期で人がどんどん入れ替わる職場なので、いい感じに自由なのである。
強制参加の何か、みたいなものもないし、初日や最終日の挨拶、みたいなのもない。
フラットな人間関係の中で、自由意志で集まって談話するという、素晴らしい空間だった。
また談話室ではなく、夜の上高地を散歩しながら飲んだ日もあって、その時に見た夜空は綺麗だったなあ・・・。
なぜ今、リゾートバイトのことを思う?
以上が僕が経験した上高地のリゾバだけど、今思えばとても楽しい仕事だったなあと。
そして、冷静に考えればリゾバを転々とする生活も十分に成り立つし、実際問題、アリだなあと思うのですよ。
何が良いって、列挙するとざっと以下の感じ。
- 生活費がかからず、余裕で貯金を増やせる
- 2週間から半年程度の多様な期間の求人がある
- 3ヶ月以上働ける求人が多い一方で、3ヶ月以上働ける人は少ない⇒大学生の時と違って選べる求人の幅が広がる
- 綺麗な自然の中で働ける職場が多い
- 将来の移住先の参考になる
- 仕事のプレッシャーがない
- 人間関係のリセットが容易
僕が上高地でリゾバをしていたときはもちろん、「これは一時的なものであって、社会人になってからやることはない」という認識でいた。
しかし30歳近くまで会社員を続けてきて、資産も2,000万円くらい貯まった今、冷静に考えたら嫌な思いをして満員電車で揺られて通勤することが本当に最善の選択肢なのか、甚だ疑問に思えてきたのである。
それよりも、気楽にのんびり働いて、適度に体を動かして旨いビールを飲んで、ぐっすり寝て、休みの日には仕事のことを考えずに大自然を満喫して・・・そして楽しい職場であれば翌年も同じ職場に来て、夏は海、冬はスキー場に行って・・・
・・・って、最高やん。。と気が付いてしまったのだ。
しかも最近ではWEBで稼ぐ手段も多様になってきているから、残業の少ないリゾバとWEB稼ぎの相性も良い。バイトとバイトの間で空白期間が生じてしまう場合は、どこかのゲストハウスにでも滞在して、WEB稼ぎ強化月間にしても良い。
本気でこんなことを考えている今日、この頃である。
コグレ
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